2013年5月17日金曜日

Dean & ...Mr.Deluca

幼い時の遊園地やおもちゃ屋さんを訪れた時の高揚感は、大人になればなるほど得難いものとなる。

NY South Houston(SOHO)の一角に、その記憶がよみがえる場所がある...『Dean & Deluca』。重く大きな扉を押しあけると、そこには大人でもはしゃぎたくなる大きな空間が広がる。

現在日本でもとても有名なこの店は、ジョエル・ディーン氏(故)とジョルジオ・デルーカ氏によって1977年にスタートした。チーズにパスタにオリーブオイル、ブレッドにスィーツがアート作品のように高く積み重ねられ、ショウケースのお総菜はみたことのない絶妙な組合せで鮮やかな色を放つ。かつてこんな表現で綴れる食材店、デリがあっただろうか?

Dean とDelucaは「美味しい食事には楽しい会話がある、そして人が集まり生活が豊かになって、大人も子供のように嬉しくなる。それを多くの人に提供したかっただけ」だという。まさに彼らは、高級食材を売っているようであって、実は、最高の『MOMENT』を提供していたのである。
食品を買いに来たつもりが、なんだかとても素敵な時間を過ごせた、もちろん最高に美味しいものにも出会えた!...いつしか彼らのそんな願いそのものの店になった。
そんな店には、アンディ・ウォーホールも足繁く通った。

東京というのはすごい所だといつも思う。世界中の素晴らしいものがどんどんやってきて、なんでも手にはいる。
でも、空気や風土や感覚の誤差を埋められないまま、なんとなく東京に溶け込んでいるものも多い。日本らしさ、東京らしさ、ってなんだろう..と最近よく思う。

BROWN'Sは、ロゴを始め様々なタイトルに英語を使ってはいるが、我々は間違いなく日本人であり東京人である。そして日本で、東京でコーヒーを作製して、コーヒーを介して沢山の人々に出逢っている♡

DEAR Delucaさん、
BROWN'Sも、大人がワクワクできるそんな粋なMOMENTをこのtokyoで提供していきたいな、と思っています。✏t 



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