2012年8月31日金曜日

時を経て残るもの。

時間はお金で買えないというが、唯一買う方法がある。
それが古物を買うということだ。
当たり前の話しだが、古物は最初から古物だったわけではなく、長い時間を経てそうなった。
この先どんなに科学が進歩しても、時間そのものをお金で買うことはできないだろう。時は逆戻りも、早送りもできない。だから古物には価値がある。そしてそれらは今に残る必然があり、そのもの自体に高いエネルギーがあると僕は思う。様々な人の手を渡り、使われ、愛でられ、思いが込められ、今そこにあるのだ。
古いものは目に見えないとてつもないエネルギーを宿している。
海外のマーケットで古いものに遭遇する時、玉石混淆の古物の中から真っすぐ僕に向けて発せられる、ものすごく大きなエネルギーを感じる事がある。まるで物陰からじっとこちらを見つめられているような、えも言われぬ力だ。

その力の発せられるもとを辿れば、必ず古物を見つけることができる。こう書くとまるでオカルト信奉者のように思われるかもしれないが、僕はそういうものとは縁がないタダの好事家だ。そして所謂アンティークのコレクターでもない。
コレクターと呼ばれる人たちはものに対する深い知識と偏愛にも似た一途な愛情、そしてそれを所有したいという強い欲求を持つ人たちだ。僕がコレクターと異なるのは、ものへの拘りや所有することの喜びよりも、寧ろそれらと一緒に居る時間や空間を感じ、味わう事が自分にとって大切で心地よいと感じるからだ。ここまで書いて思ったのだが、これから我々がつくろうとしているBROWN'Sの価値もそこに依拠しているように思う。ものを越えた心地よい時間や空間を提供するブランド。そしてその先、時を経ても残る必然をもち常に高いエネルギーを皆に向けて放ち続けるブランドになれれば良いと思う。


Cross your fingers 


2012年8月24日金曜日

NY rhapsody

Manhattanに入る橋を渡る時にいつも頭のなかに響いてくる音楽...Frank Sinatraの「Newyork Newyork」。島の左から右まで凸凹が計算されたかのように立ち並ぶ建物のシルエットは、何度見てもため息をついてしまう。

NYには気どりや枠がない。モダンもクラシックもバレエもパンクもオペラも中華もイタリアンもジャンクも本物も、全てが存在していて...ちょっとごちゃごちゃな感じもするけれど、全部ちゃんと共存している。

そして、NYの人はNYがとても好き。色んな物やランドマークに"New York" がコピーされている。コーヒーのペーパーカップにも。。最近東京にもその傾向が伺えるけれど、東京のそれとNYは違う。Newyorkerは、そこに住む (出演する)キャストの一人として毎日思い思いに生活していて...とてもスタイリッシュ。

今回、コーヒー大量消費国のアメリカ...その中でも目まぐるしいコーヒーカルチャーの変化を遂げているNYの老舗カフェ&卸のオーナーとお話する機会をいただいた。近い将来、お伺いした貴重で興味深いコーヒーのお話をご紹介したいなと思う。まずは少しづつこのブログでも。。

橋を渡ってManhattanをでるときに頭に流れるのは...Christpher Crossの「Arthers thema」。歌詞がとても綺麗...。橋を渡りながら振り返り "また来れますように" と願いながら凸凹にさようならをする。

パリやプロヴァンス、イタリアの各地やベルギー、スイス...世界には沢山の美しい街がありとても惹かれるけれど、なんだかNYはいつも面白い。t

※写真1
美味しいコーヒーショップも多いノリータ地区には素敵なお店も潜んでいて。ここは Eli Halili というデザイナーのお店。美しいディスプレイに足をとられてしまう...

※写真2
NY市内のデリやカフェで使用するコーヒーのペーパーカップには、共通のものが何パターンかある。




Antique & Classic

私BROWN'S「T」は長い間クラシック音楽に携わってきていて、もう1人のBROWN'S「A」は、長年アンティークが好きでそういう古いものを愛おしく思い集めてきている。
どちらも古いものに関わりながら生活している。

"antique"は古物、100年以上前の物品で美術品的要素をもつに値するもの。
"Classic"は古典、芸術や服飾や行事で歴史の長い様式、ものごと。

どちらも長い年月長らえてきた価値と不動の魅力がある。

小さい時はよくわからなかったけれど、歳を重ねるとものごとの歴史や遠い時代に思いを馳せたりする。
昔よくピアノの先生に「この曲は戦争の最中に書かれたのだからその場面を感じながら弾きなさい!」などといわれ半信半疑だったが、今だとその曲から色んな背景や情景が見え、それを紐解いたりするのが楽しかったりする...1杯のコーヒーをのみながら。。
なぁんて!きどってる場合ではないけれど(笑)、でもしかし、時代を超えてきたものに触れるのは、とても面白い。

コーヒー文化もそう。古い昔から愛され続けいる歴史あるもの。
300年前には既にカフェは存在し、あのバッハもコーヒーを題材にして『コーヒーカンタータ』というアリアまで創作してしまっている。この曲の歌詞が面白い...
「(コーヒーは)千のキスより素晴らしくマスカットのワインより甘い」「朝晩コーヒーを飲めなければひなびた山羊になってしまう!」
なんて大袈裟な歌詞!?ちょっと笑える。
でもそんなコーヒーが、今の時代にも存在し、味わえるのが、また嬉しい ♪




2012年8月11日土曜日

BROWN'S商品購入方法について



商品のご紹介に続き、購入方法についての
ご案内をさせていただきます。少々長くなりますが、スクロールしてご覧下さい。よろしくお願い致します。




1.BROWN'S オリジナルブレンドについて

コーヒーの熱狂的ファンから、熱狂的ではないけどコーヒーは飲まれる方(笑)まで、幅広い層のお客様に「美味しい」と言って頂けるコーヒーの完成を目標に、こだわりをもって作ったのがこの"BROWN'S オリジナルブレンド"です。







2.BROWN'S オリジナルブレンドのこだわり

ここで簡単にこのブレンドを作る上でのこだわりのポイントをご紹介させていただきます。

〈豆〉
安心、安全な産地や流通経路が明確な豆だけを使用しています。またベトナム産などは使用せず、中南米やエチオピアなどのアラビカ種を主に使用しています。

仕入れは我々のパートナー、そして師匠でもある月島の老舗コーヒー会社から。
コーヒーの世界における長いキャリアで培われた選別眼で選りすぐり、世界の産地から直接買い付けたおいしくて上質、フレッシュな豆を使用しています。

美味しいコーヒー豆は、高地の霧と雨で成長し、収穫後天日で一気に干しあげる事で完成されます。太陽は、糖度を上げ殺菌し、適度な密度に豆を乾燥させてくれる、美味しい豆作りには必要不可欠な存在。使用する豆は出来る限り天日干し、そしてオーガニック&フェアトレードにこだわっています。

〈BROWN'S オリジナルブレンドの隠し味〉
コーヒーの酸味は苦手な方も多いはず。でも上質な酸味を持つ豆は、適量の配合で違和感なくフルーティで品の良い味となります。オリジナルブレンドはそんな豆をスパイスとしてブレンドしています。

〈風味〉
コーヒーはもともと豆のエキス。だからホクホクした豆の匂いや焼いたときの香ばしい香りを最大限に引き出し、その風味を皆様に感じて頂きたいと思っています。コーヒー本来のありのままの風味を存分に楽しむためにも、“豆”の香ばしさにこだわりました。

〈焙煎〉
BROWN'Sは日本のみならず海外の美味しいコーヒーも知っています。

それらの良いところをバランス良く取り入れ、日本人好みの味にする為、経験知識をフルに駆使、パートナーである熟練スタッフと高機能の焙煎機が揃う老舗ラボで焙煎をしています。

焙煎はディープローストなので、ホット、アイスを選ばずどちらも美味しく香ばしい風味をお楽しみいただけます。ミルクと混ぜてもスペシャルな香ばしさはそのままです。

〈パッケージ〉
BROWN'Sが標榜するのは、世界のコーヒーからインスパイアされたトーキョースタイルのオリジナルコーヒー。
コーヒーの世界において、伝統と格式あるヨーロッパの繊細さ、革新し続けるアメリカの大胆さの融合を、飽きのこないシンプルなブランドロゴで表現しました。

商品形態/販売価格


3−1.BROWN'S オリジナルブレンド
①豆200gパック 1,050円(税込み)
②粉(豆を挽いたもの)200gパック 1,050円(税込み)
③豆100gパック 630円(税込み) 
④粉(豆を挽いたもの)100gパック 630円(税込み)




オリジナルブレンド200gパック



オリジナルブレンド100gパック



3−2.BROWN'S オリジナルブレンド“With MILK"

ミルクと混ぜることを前提に最適な配合で豆をブレンドし、深く強い焙煎をかけました。
コーヒーがストレートで飲めない方のためのカフェオレではなく、コーヒーが本当に好きな方が次に飲みたい”ほろ苦い大人のカフェオレ”をイメージし作り上げました。
もちろんストレートでも美味しく頂けます。
オリジナルブレンドのパッケージに押された赤い牛のスタンプが目印です。

粉100gパック 750円(税込み)







3−3.Winter Blend 2013

2013年冬季限定販売のオリジナルブレンドコーヒー。

フルーティで深いコクと、キレのある味わいが特徴です。
パッケージはビンテージのニットセーターにあるような雪の結晶をイメージしました。

粉100gパック 750円(税込み)







3−4.Waltz of the Flowers (サクラのフレーバーコーヒー)

桜の天然アロマを着香したフレーバーコーヒー。


現在カフェで提供されるほとんどのフレーバーコーヒーはリキュールを加えることで香り付けがされています。
強い香りとほのかに感じる化学的アルコール臭、それが理由でフレーバーコーヒーが苦手という方もいらっしゃると思います。
BROWN'Sのフレーバーコーヒーは、抽出した天然香料を焙煎済みの豆自体に特殊技術によって直に着香しています。そのため海外のものとはニュアンスの違う「深く優しい香り」をお楽しみ頂けます。


"Watz of the Flowers"は、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」の一曲「花のワルツ」にインスパイアされ、日本の象徴である「桜」の香りとスペシャルコーヒーをマリアージュすることで誕生しました。


甘やかなチェリーチョコレートのような香りと、ほんのり甘みを感じるビターな味わい。
ストレートはもちろん、ミルクと一緒に混ぜても美味しく頂けます。
また、優美かつノスタルジックな書体に、エトワールをあしらったパッケージは、ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。

粉120gパック 1,260円(税込み)



(写真クリックで拡大表示されます)



3−5.Hazelnut Flavored Coffee (ヘーゼルナッツのフレーバーコーヒー)

ナッツから天然アロマエッセンスを抽出、試作品制作を何度も繰り返し、コーヒーにベストマッチするヘーゼルナッツ風味の天然香料を、コクのある上質なコーヒービンズに着香しました。

ストレートはもちろん、ミルクと一緒に混ぜても美味しく頂けます。
パッケージはヨーロッパの田舎町にある老舗のパン屋さんにおいてあるような、昔ながらのコーヒーをイメージしデザインしました。

粉120gパック 1,260円(税込み)




(写真クリックで拡大表示されます)




4.BROWN'S オリジナルブレンド&フレーバーコーヒー購入方法について
以下4つのステップによりお取り引きさせて頂きます。

〈ステップ1〉お客様からのメール(もしくはFBダイレクトメッセージ)によるご注文
       ↓
〈ステップ2〉BROWN'Sからのご注文確認メールの返信(代金お見積&振込口座のご連絡)
       ↓
〈ステップ3〉お客様からの代金お振込
       ↓
〈ステップ4〉BROWN'Sにおける口座入金確認と商品発送


お取り引き4つのステップに関する詳細は以下の通り。


〈ステップ1〉について
下記内容を記載頂き、メールにてご注文ください。
注文メールはココをクリック→BROWN'S商品注文メール

ご注文メール記載内容
①希望商品名および個数
ブレンドご希望の場合は、豆か粉か、何グラムパックかをお書きください。
②ご注文者様お名前
③お送り先ご住所(ご注文者様と受取人様が異なる場合は受取人様のお名前も明記)

配送は「ゆうパック」を使用します。
(大変申し分けございませんがその他配送会社ご指定は受けかねます)

配送料金は以下リンクを参照ください。
ゆうパック料金表

(200gパッケージで5個、100gパッケージで7個までが60サイズでお送り出来る目安です)

なお、一度に10,000円以上(税抜き)お買い上げのお客様は送料無料(送付先は1ヶ所)とさせていただきます。

〈ステップ2〉について
頂いたご注文メールを弊社確認後、送料を含めた代金お見積と、振込口座指定のご注文確認メールをお送りします。

〈ステップ3〉について
確認メール記載のお見積もり代金を指定口座宛お振込ください。
(振込手数料はお客様のご負担にてお願い致します)

〈ステップ4〉について
お客様からの口座入金確認後、弊社より商品を発送させて頂きます。



以上、ご質問などございましたら以下宛メールにてお問い合わせください。
browns.cafe.and.beans@gmail.com

長文お読み頂き誠にありがとうございました。



コーヒー豆品質管理責任者 田中
BROWN'S Cafe & Beans
東京都日本橋堀留町1−2−9 5F


Facebook: BROWN'S Cafe & Beans





2012年8月7日火曜日

BROWN'S Original Blendで作る、おいしいアイスコーヒーのいれ方


試行錯誤を重ねやっと出来上がったBROWN'S Original Blend。
このブレンドが素晴らしいのは、ホット、アイスどちらで飲んでもイケるところ。
まだまだ続く夏の暑さは、BROWN'S Original Blendで作るアイスコーヒーにとって最高のスパイス。
今週末にはFB、Twitterで発売告知予定です。是非お試しあれ!

〈図をクリックすると拡大します〉

2012年8月6日月曜日

Coffee & Music

グールドの演奏で有名なバッハの「ゴルトベルク協奏曲」...30の変奏曲から組み立てられているこの曲は、まるで生きている絵本のよう。この曲を聴くといつも美味しいコーヒーと窓から入る穏やかな風が欲しくなる。
フランク・シナトラ、エディット・ピアフ、エルヴィス・コステロ、ビートルズ、スティーヴィー・ワンダー、ノラ・ジョーンズ・・・素晴らしい音楽を聞いているとやはりコーヒーと気持ちの良い風が欲しくなる。

BROWN'Sは音楽が大好き。そして美味しいコーヒーにはよい音楽が欠かせない。

Cafeをもてた時、コーヒーをブレンドするように、音楽も一緒にセレクト&ブレンドして、どこにもない心地よい空気・空間を創れればと思う。
ロックもJAZZも、そしてグールドのピアノも...コーヒーと溶け合える空間がいいなと思う。